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2006年3月18日

揺れる眼差し

揺れる眼差し揺れる眼差し
赤木 里絵

集英社 1995-11
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この話。もう読んでからずいぶんたつけど、いまだに頭から離れないです。

自分の将来なんて自分でも分からない。もし、未来の自分がとんでもない過ちを犯していたら…?そして、その自分をとても恨んでいる人がいて、その人が未来から自分を殺しに来たら…!?

そんなお話。



以下ネタバレ↓

Amazonのレビューには

理香は高校二年生。将来は大学で遺伝子の研究をするのが夢だ。そんな理香のクラスに信じられないほど美しい転校生・真生がやってきた。なぜか真生は、理香に冷たい目を向ける。密かに理香が憧れていたのは、洋平。しかし、一番洋平の近くにいるのは、親友の美保だった。かなわない恋に悩む理香。理香に接近していく真生だが、真生は理香を殺すためにやってきた戦闘用クローンだったのだ。


と書いてあります。



でも、さすがはコバルトで、それだけじゃ終わらないところがいいですよね。

色々なことを経て、理香と真生は少しずつ心を通わせるようになって…っていう展開が♪

でも、何も知らない理香とは違って、真生は未来の理香を知っているからとても心の葛藤があるんですよね。(そのへんのエピソードも私的超ツボなんですよねえ。笑)



でも、最後はほっとできる展開。



あとがきで、作者も「その先の話も書いてみたい」って書いてたので、私も楽しみにしていたんですが…。

反響が薄かったのか、それとも作者が書くのをやめてしまっただけなのか、その先の話はいつまでたっても出版されず。

すごい楽しみにしていただけにとても残念です…。