この記事は、以前、別のサイトに掲載していたものです。
●このシリーズの第1巻。まだそれぞれのキャラのイメージが固まっていない時期のようで、今じゃ「絶対こんなこといわないよなぁ?」というのもあったりする。
それはそれで楽しい♪
この巻はまず、このシリーズの題名にもなっている術力中和力者(オーラバスター)亮介くんと諒ちゃんたちの出会いの話、という感じかな?
このころはまだ冴子の正体もわかっていなかったのだねー…。その他いろんなことがまだナゾのままです。
今考えると逆にいろいろな事情が呑みこめてきますね…。深刻なことは起こらないし幸せそうなんだけど、やはりまだ、それぞれの傷を抱えたままで…だから幸せじゃない。そんな気がします。
あと、ここまで悪役が「モロ悪役!」っていうのも今からすると新鮮。宮倉先輩(いや、センリか?^^;)…。
●あとは十九郎の姿(髪型も目つきも違う)がこの巻だけ違うってことも…注目?→
■今昔物語…(こんなことも言っていた!)
▼崎谷亮介語録
「青春がこんなにつまらなくてええのやろか…」(P13)
「カワイイと言われて喜ぶ男がどこにおるか。」(P13)
「画材、もう残っとらんなー」(P56)
このころの亮介ちゃんはどうも妙な面白さが口調にあったりします。
この口調…どっかで聞いたような……?
そう、この口調、どうも諒ちゃんとソックリ!(笑)
▼里見十九郎語録
「黙れというとろーが」(P94)
「だーっ、おまえは……」(P98)
十九郎もなんだか面白いのよね。ね?どう?↑の太字のところとか…今だったらこんなこと言わないと思いません??(笑)なんだかお茶目☆
■PICK UP WORDS
▼忍---
「八十五点」(P19)
諒に亮介について「ハンサム?」と聞かれたときの忍様のお答え(笑)……そうか…忍様的には亮介は85点だったのね(笑)
▼諒---
「人間、そんな急に強くなったりカッコよくなったりしねーもん」(P197)
これは、私の心にとても印象に残っている一言。諒ちゃん、珍しく(?)まじめに語ってます。
いつも、「できる人」をうらやんで、自分はあの人のようになれないとぼやく。私もそんな「人間」のひとりだった。すぐに自分を変えたくて仕方がなかった。そんなときにこの言葉を聞いて諒ちゃんに励まされた気がした…。
心にいつまでものこる一言ですネ。