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2012年6月13日

4章『罪の重さ(4)』更新

こんにちはー。
今週も更新できる幸せに感謝です!

『罪の?』も(4)になりました。
この作品内では一番難しいテーマかもしれないんですけど......自分の中の迷いも文に表れちゃってるかなあ、なんてちょっと心配になったりしてます。

それにしても、今年に入ってからというもの、ほんとに小説を書く(打つ?)ことが楽しくてしょうがないんです。
それは多分、書きたい話が書けていて、そして最終的に物語がたどり着きたい場所が近づいてきたからなんでしょうね。
自分の力のなさ、理想とのギャップにもどかしい思いをしながらも、ゴールは見えているから、そこに向かって懸命(←誤字修正しました。汗)に足をばたつかせて走ってる感じです。

それって幸せなことなんだろうなあ(笑)

最終章、まだゴールまでは距離はあるけれど、頑張って走り続けます!

【☆注意☆以下、ネタバレです】





岬の罪に対するとりあえずの答えが出ました。
といっても、まだこれが結論ではなく、ただ、岬は死ねないと気づいただけなのです。
罪に対してどうやって償うのか、まだ岬には最終的な答えが出ていません。

これほど重い罪に対する答えって、一気には見つけられないんじゃないか、と思うのです。もう少し時間をかけて岬には考えていってもらおうと思います。

救いようのない悪人であるならばともかく、そうでないのなら、死をもって償うというのは短絡的なんじゃないかなという気がします。
死んだらそこですべてが途切れてしまい、何もプラスのものは生まれない。克也に言わせた台詞の通り、新しい悲しみや憎しみを生むだけで。

自分のことだけで精一杯だった岬が、一番情熱をかけて大切に思う克也のためにも「死にたくない」と思ったこと、それもひとつの小さな成長。
いい意味で他人の中の自分を意識すること。一人で生きているのではないと感じること。そこからまた次へのステップが始まる。
これから、また岬は色々悩んで、その中で答えを見つけていくことになります。
もう少し、岬の償い探しにお付き合いいただければと思います。


さて、先週更新分でいきなり表れた女性の正体は、克也の戸籍上の姉ちゃん(笑)でした。先週この人を登場させたとき、少々展開的に強引だったかなーとも思ったんですが(汗)
戸籍上の、ではありますが、克也を小さな頃から実際に近くで見てきた家族の一人です。
少しずつ、克也の過去も明らかになっていきます。

そして、この姉ちゃんの粋(?)な計らいで、克也と岬が二人で一晩を過ごすことに!(驚)うはは。......とはいえ、あまり過度な期待をしてはいけません!何しろこの二人ですから...(笑)

ちなみに『罪の重さ』自体は次の(5)で終わりです。
その後に、ひとつ番外編(といっても、ある意味続きのようなもの)をアップする予定です。(本編を水曜日、番外編を土曜日あたりにしようかと考え中)

来週もよろしくお願いします!

【↑ここまでネタバレ】